オーダー家具の3rd -your life style shop-
2021.03.01

開放感のある食器棚 

ダイニング側の壁をスッキリさせたいと、ご来店くださったH様。
使いやすい高さで圧迫感のない、耐震性にも優れた食器棚というご要望でした。製作したのがこちら↓

収納力を確保するため、壁~壁(幅2040mm)で製作。この事により隙間や凹凸感がなくスッキリした印象になります。
高さは奥様が無理なく手の届く範囲で1800mmにしています。通常、耐震性を考慮し天袋収納を入れ天井まで作りますが、上部収納は台に乗らないと使えない事と圧迫感を考慮しこの高さにしています。
耐震性に関しては、隣家との境の背面壁はRCで壁打固定不可の為、食器棚内部より側面壁に固定し、ご要望でもあった耐震性もばっちりです。
素材に関してはお使いのダイニングテーブルに合わせ、ウォールナット材で製作。壁一体となって、元々そこにあったかのようなつくりになっているのはオーダー家具ならではです(^^)

下台に関しては腰高に桐材の引き出しを入れ、カトラリーや文具など細かいものを収納します。桐材は抗菌作用・湿度調整にも優れており、カトラリー以外にも食品や日常生活で使用する細々したものの保管場所としても適しています。
この家具とテーブルの間の幅を多くは取れなかったので下部は引戸にしています。開扉ですと前に出て邪魔になりますが、引戸にする事により収納物の出し入れもしやすくストレスなく使うことができます。
設計する際、なるべく余分な線を減らしたいので上下左右のラインはなるべく揃えていきますが、今回下台の引戸に合わせてガラス扉を4枚にしてしまうと扉が大きくなりすぎて使いにくい為、ガラス扉は5枚に分けました。
上下のラインは揃っていませんが、全体のデザインをシンメトリーにしているので、まとまりがありスッキリとした印象に仕上がりました。

上台はガラス扉にし照明(LEDダウンライト)を入れ棚板もガラスに。下台と奥行き感を変える事により、圧迫感を軽減し抜け感がでるようデザインしました。

↑ こちらは搬入経路の関係上、合計4つのパーツに分けて製作した図面です。分割ラインを隠し、一体の家具に見えるように設計しています。

↑設置風景。分割されたパーツを運び込み組み上げていきます。照明の配線をつなぎ下台のレベル(水平)を確認しながら家具が壁面にしっかり付くように調整していきます。扉の開き具合や収まりを微調整し最後にフィラー処理をして完成です!

今回、長年大切に使われていたダイニングテーブルの削り直し、塗装仕上げも承りました。左右対称の見事なブックマッチ!
これからもまた、H様ご家族の元で新たな歴史が刻まれ表情を変えていくことでしょう。その変化もまた、無垢材の良さ、面白さ。食器棚共、経年変化が楽しみです。
H様、今回はご依頼頂きありがとうございました!!