こんにちは!
すっかり寒くなりましたね。
木のぬくもり感じるこの頃です。
さて、今回は、藤沢市のK様へベンチとチェアのお届けを紹介です。
「イメージしているものがあるのですが、それに添うものってつくっていただけます?」
というご質問がK様とのお話の始まりでした。
早速内容を伺うと、新築で使う椅子とベンチをご検討中とのこと。
ベンチは、以前どこかで見たベンチに近い物で。。。ということで、ベンチの写真を持参してくださいました。
「それでは、椅子は、お店にある多種多様な椅子を座り比べてみてください。
ベンチに関しましては、まるっきり同じものではなく、欲しい条件をふまえて
一緒に新しいものをつくるというのはいかがでしょう?」
というお話をしたところ、
「そういうところを探してたんです!」
とのお言葉を頂き、K様理想のベンチづくりへ向けて動き出したのでした。
K様とお話しながら、ご希望の条件を整理したのがこちら
1.一枚板 であること
2.片側に肘のせが欲しい
3.大きすぎず小さくなりすぎず、いい具合のサイズ感
一枚板は唯一無二の天然のもの。
ご希望に添うサイズ感と木目の板がご提案できるかにかかってきます。
という訳で、少しお時間を頂き、板を探してみることに。
3rdで持っている材料をごそごそと捜索し、
ご希望に近いだろうと見つけたのが、この板でした。
一枚板は、木のはえていた形状がそのまま耳のカタチとして板の形状に現れてきます。
人間の顔と同じで、様々な個性があるため、気に入っていただけるか、少々緊張しながらK様に見て頂くと、
「良いですね。節の雰囲気も気に入りました。」
と、お気に入り頂き、一安心。
合わせてベンチの完成イメージのスケッチも見て頂きました。
もともと長めだった板の端を切り、肘のせにするデザインでご提案すると、
そんな事ができるんですね、それで!と、お気に入りいただけました。
そしてもうひとつご要望。
壁にぴったりとくっつくように設置したい
とのことで、片耳を一番細い所が奥行き400mmになるようにカットすることにしました。
それからおよそ3ヶ月。。。
ついにお届けです。
椅子は、優しい曲線の美しいアルコチェアです。
張り地は、きれいな赤の生地でおつくりしました。
ベンチはこちら。
ご夫婦揃って、
本当にイメージ通りです!
とお喜びいただきました。
いやあ、お客様と一緒に考えたことが実際のものとして出来上がるのはやっぱり嬉しいですね!
これからご家族と一緒に時間を歩む木の家具たち。
経年で変わってゆく無垢材の表情も是非楽しんでくださいね。
K様、ありがとうございました!!
東戸塚店