オーダー家具の3rd -your life style shop-
2021.12.06

1台3役のサイドボード

3~4年前にテーブルや椅子、照明などをご購入くださったF様。
テーブル、椅子のブログはこちら※2番目に紹介しています

照明のブログはこちら

お引越しのため、以前取り付けた照明を新居に付け替えて欲しいとご依頼があり、その際、新居の壁に収納が欲しいとご相談を受けました。

こちらが製作させていただいたサイドボード(↓)

設置場所は、幅4.3m、上部に腰高窓のある壁面。
壁いっぱいに設置のため、長さのあるサイドボードです。

このサイドボードには、

「ワークスペース」
「お気に入りの食器などを収納する飾り棚スペース」
「外から中身が見えない色々仕舞えるスペース」

これら3つのスペースがあることがF様のご希望でした。

そこでご提案させて頂いたのがこちら(↓)

シンメトリーのテーブルの配置や生活スタイルを元に、開き扉、引出し、ガラス引戸など勝手のよいものを取り入れ、バランスを考慮しました。

長さがあるため、4分割構成で製作しています。

まず、向かって左側のワークスペース。
デクスはスライドトレーとし、使わない時はノートPCやキーボードを仕舞えるようにしました。
これで常にスッキリした印象を与えることができます。
下の引出しはA4サイズのものがピッタリ納められる寸法で製作し、整理整頓しやすくなっています。

中央の飾り棚スペースは、ガラス引戸仕様+LEDダウンライトを取り付けました。
その上、中の棚板もガラス仕様!
Wガラス+照明!
これで、中に飾るモノを最大限美しく見せてくれる最強の飾り棚スペースが完成です。
何を飾るか、考えるのも楽しくなりそう!

最後に「外から中身が見えない、色々仕舞えるスペース」をご紹介。

どこのお宅にも付いているコンセント。
この部分はどうしても家具と壁との間に隙間が空いてしまうところ・・・そう諦めてしまう方も多いのではないでしょうか。
ブログ作成者自身もオーダー家具ならではのこの加工を知るまで、隙間が空いてしまうことを当たり前だと思っていました。コンセント部分を差し引いた寸法の市販の家具を探したり・・・そうなると本当に欲しいものに出逢える確率は相当低くなるわけです。
家具自体に開口してしまうことに戸惑う方もいらっしゃるかもしれませんが、もし開口部を塞ぎたいときはご相談頂ければご対応させて頂きますのでご安心を!

引出しはスライド金具を取付け、スムーズに引き出せるように。

下の写真は取付風景の様子
家具を一から製作した弊社工場長が自ら組立や配線を行います。

収納するためだけの家具ではなく、一部にワークスペースがあったり、ワクワクする飾り棚があったりの1台3役のサイドボード。
天板には無垢材を使用し、永く使って頂ける家具が誕生しました。

F様、今回もありがとうございました。

SIDEBOARD W4312×D500×H850

2021.11.19

水槽台と飾り棚のあるやわらかな陽が差し込む空間


以前、ご主人の部屋の本棚とデスクを製作させて頂いたN様。
以前のブログはこちら

その時と同じご主人の部屋の反対面の壁に、水槽台が置けるサイドボードをご検討中とのことで来店くださいました。
その際、お店に展示している格子パネルを大変気に入ってくださり、採用することに。

この格子パネル、板を差し込むだけで飾り棚になるため、ご来店されるお客さまから大変ご好評頂いています。
只、温度、湿度などの環境によって収縮する木の特性ゆえ、板を差し込む際きつくなったり緩くなったりと差し込み辛くなることがあります。その特性をご理解頂き、製作させて頂きました。

下図(↓)はプラン図

向かって右側のサイドボード本体には、水槽を置く上で必要な工夫が施してあります。

まず、家具と壁に隙間をつくらないよう側板に配線孔を設け、パイプや電源が取り回せるように。
また、ごちゃつく配線は構造上厚さをもたせた天板内に収め、天板下端に設けた3口コンセントで見た目スッキリと。
使いやすくもなっています。

水槽は水を入れるとかなり重くなってしまうため、荷重を考慮し外から見えない台輪の中にアジャスターを通常の倍の8個取り付けています。
また、サイドボードの上に厚さ3㎝の天板を後乗せし強度を持たせました。この天板には水に濡れても問題のないウオールナット柄のメラミン化粧板を貼っています。

下の写真は作業風景。
左は、配線ルートを取り、隙間をフィラー処理するところ。
右は、窓枠が干渉する為、天板の長さを現場にて調整しているところです。

完成品がこちら(↓)

天井までパネルを張り詰めると圧迫感が出るため、高さは左隣のドア高さに合わせました。
窓枠との高さにも合っており、全体的な調和が取れています。

左側のオープンボードのコーナーには丸みを持たせて。
出入り口付近にある家具に少し丸みを持たせるだけで、出入りがよりスムーズになります。ケガの危険も最小限に抑えられるように。

掃出し窓には枠内で収まるようハニカムシェードを設置しました。
それまでカーテンをご使用でしたが、枠内に収まるハニカムシェードに換えられたことで空間を有効的に使えるようになり見た目もスッキリしました。
こちらはレースの優しい採光も取り入れることができ、水槽の中の魚たちも安定した環境で過ごせるのではないでしょうか。
また、ハニカム構造により断熱効果が得られ、冬はより暖かくお過ごし頂くことができます。

前回に続き、ご主人様のお部屋がより快適にお過ごし頂ける場となっていれば幸いです。
N様、今回もありがとうございました!

格子/フラットパネル 2705×50×1345
オープンボード 1205×520×710
水槽台 1500×520×710
ハニカムシェード 805×1790

2021.10.15

異素材の組合せで空間にスパイスを

黒い鉄脚、ウオールナット無垢の天板を使ったダイニングテーブル。
ウッドブラインド、座面と背面に黒革を使ったウオールナットのダイニングチェア。
木と鉄、革という異素材の組み合わせがスパイスのきいた空間を作り上げました。

こちらは、リノベーションしたマンションにお引越しの際、ダイニングテーブルをお探しで来店くださったK様ご夫婦宅。
何度か打合せを重ね、今回ダイニングセットとブラインドのご依頼を頂きました。

広々としたダイニングには、ご両親や友人が来ても余裕があるw.2000 D850のテーブルを。

椅子は、徳島にある宮崎椅子製作所様の人気椅子「pepe arm chair」
デザイン、軽さ、座り心地などを気に入って下さり、店内展示品と同じ仕様のレザータイプをお選びに。

所々に取り入れる異素材の黒は引き締め効果抜群!
ご来店されるお客さまの中で、インテリアに黒を取り入れることに躊躇したりイメージするのが難しい方には、こちらの写真をご覧頂くと納得されることが多いのです。
取り入れ方によって決して暗くなりすぎず、重くもならない。異素材の組み合わせで黒のイメージは覆ります。


窓周りは各部屋の仕様、雰囲気に合わせたブラインドをお選び頂きました。

LDメインの窓と書斎のコーナーにある窓にはレッドシダーウッドブラインドを。

レッドシダー、日本では「米杉」と呼ばれますが、ヒノキ科であるため独特の香は人々の暮らしをリラックスさせると同時に、虫を遠ざける効果も持つと言われています。
様々な色合いを持っていることが特徴として挙げられ、耐水、防腐、寸法安定などの特性もあります。
これらは四季ある日本のニーズとマッチし、部屋の湿度バランスを保持、そして樹種の特性から空気層を多く含むため高い断熱効果も期待できます。

ブルーグレーのアクセントカラーを使った壁の一部とウッドブラインドとの相性もステキです☆

下の写真(↓)
LD小窓と書斎の腰高窓は上下開け閉めできるハニカムシェードをお選びに。
ハチの巣状の構造は、夏は断熱効果、冬は保温効果と快適な室温にしてくれるのです。
断熱効果と保温効果があるので、エアコン代の節約にもつながり、外部の音を和らげる効果も。 上品な生地は柔らかく優しい光をお部屋に注ぎます。
インテリアとしても楽しめ、省エネにもつながることができる優れもの。

ゆったり座れる寸法のダイニングテーブルはウオールナットで製作しました。
明るめの床に濃い色の家具を置くことをためらわれる方、想像がつかない方などには参考になるのではないでしょうか。

鉄と革という、ちょっとハードな素材も取り入れつつ、全体は木の暖かさに包まれているグリーンの映えるK様邸。
素敵な笑顔のご夫婦にピッタリな空間になりました。

K様、ありがとうございました!

2021.10.02

見た目も美しいTVボードとカウンター


こちらは、とてもかわいいワンちゃんと一緒にご来店くださったS様宅にお届けしたテレビボード。
中にはスピーカー、デッキが納められています。

TVボードとカウンター(ワークスペース)をお探しだったS様のご希望は、壁~壁 隙間のないスッキリしたテレビボードと、安定感のある機能的なカウンター。
スッキリした印象を持たせる為、テレビボードには横格子を採用しました。
どちらもお使いのダイニングテーブルの素材に合わせ、ウォールナットで製作。

お伺いした内容を元に作成したプラン図がこちら(↓)
後日ご自宅にお伺いし、寸法を正確に測り設計図を作成します。

まずはテレビボードからご紹介。
壁~壁 隙間のない家具を製作するのに欠かせない加工がこちら(↓)

コンセント部分を開口し、家具内で配線のやりとりができるよう設計・製作しました。
また、幅木(床面に接する壁の下部に取り付ける部材)厚さ、高さ分も考慮し、壁との隙間がない仕上りに。
隙間がないメリットは、幅木やコンセントの上に埃がたまることも、隙間に物が落ちる心配もないことです。
大掃除や模様替え、引越しのタイミングで見つけるごっそりたまった埃にショックを受けることも、こんなところにこんなものが?!と驚くこともありません。
見た目もスッキリ。
オーダー家具だからこそできる加工です。

デッキ、スピーカー収納部は上開き家具扉のフリッパー扉。左側二つは深めの引出し仕様となっています。
このフリッパー扉も引出しも、軽く押すだけで開閉出来るプッシュオープン式。
開閉のストレスがありません。

次にワークスペースのカウンターをご紹介

ご主人が以前DIYで作られたものは安定が悪く、よりスッキリ機能的なものをご希望とのこと。そこで壁に板を付ける仕様にしました。

① まずカウンター土台を高さに合わせて壁に取り付けます。どこに取り付けるかが強度を持たせるために重要。
壁奥にある間柱の位置を確認し、柱にしっかり取り付けます。

② こちらは①の土台上から被せるL字型カウンターの調整。製作したカウンターを現場に合わせ微調整します。
 

③ 土台(①)とカウンター(②)を固定


完成品、見た目はとてもシンプル。
けれど、シンプルに見せつつ強度を出すための内部構造は少し複雑。
現場では少しずつ削り合わせ様子を見ながら調整していく、なかなか大変な作業なのです。

つい家具を置きたくなってしまう空間に、敢えてシンプルなカウンターのみという潔さ!
結果、シンプルの中に強度と美しさのどちらも併せ持つ奥の深いカウンターが完成しました。

S様、ありがとうございました!

特注格子TVボード W1940×D450×H450
DESK天板 W1941×D368 t.50

2021.09.10

経年変化を楽しむ木製家具

お引越しの度、家具をご提案させて頂いているW様
今回のご依頼は、本や雑多なものを納める収納棚です。

奥に見えるTVボードは以前製作させて頂いたもの。そのときには他にベッド、ダイニングテーブル、照明などもご提案させて頂きました。
ソファ、リビングテーブル、飼っていらっしゃる犬がソファに上がるための階段も製作させて頂いています。

↓下の写真は過去にお届けした品の数々・・・

(↓写真)
今回製作させて頂いた向かって左の背の高い収納棚は、上部が神棚、下部左がスティック型クリーナ、下部右は細々としたものを収納する場所として設計しました。
掃除機の収納場所がすぐ近くにあると掃除が億劫にならずにすみますね。
細々としたものも、これだと何処に何があるか一目瞭然。探す手間がなくなりストレスなくお過ごし頂けそうです。

神棚部分は垂直収納扉仕様。
開き戸仕様と違い、扉をサイドにすっぽり仕舞える仕様となっています。
神棚として開け放していても扉の存在が邪魔になりません。

↓下の写真は、向かって右の背の低い収納。
ローボードは背面のタイルが生きるよう敢えて背板はなし、箱は全面ウォールナットでどの区画にも入るように設計しました。
隠しておきたいものは箱に入れて目立たぬように、見せたいものは飾り棚風に飾ってみても。
箱の位置を替えるのも楽しみの一つです。

ローボードの幅は2500mmあるため、二つに分割して製作しています。
側板を全て同じ厚さで製作してしまうと分割した所を合わせた時その部分だけ分厚くなってしまうため、分割合わせ部が均等に見えるよう側板の厚さを調整しました。
つまり、側板厚さを左右で変えているということです。
また、分割部の固定に使用するボルトが長さの合う物がなく、カットしながらベストな長さを見つけ固定しました。
見た目ではわからない細工があらゆる所に施されています。

下の写真は数年前に納めたテレビ台の経年変化がよくわかる一枚。
木は年月を経てゆっくりと色が変わり、徐々に揃ってくるのも味わい深いものです。
今回の収納棚含め、W様のお部屋がどんな風に変化していくのか楽しみで仕方ありません。

W様、今回もありがとうございました!

特注収納棚
W3350×D450×H850/1800