オーダー家具の3rd -your life style shop-
2021.05.14

快適な在宅ワークを目指して

在宅ワークが増えたことを機に、デスク周りを快適に、且つ機能的に使いたいとご来店くださるお客様が増えています。
以前ヤコブセンのベルビューフロアランプをご購入頂いたY様も、今回書斎を改造したいとご相談に来店くださいました。
デスク、ファイルその他細々した物全てを収納でき、一日の大変を快適に過ごせるようなシステムデスク。
ご要望をお伺いしながらプラン作りを進めます。

設置前のご自宅へ取付位置、壁芯の位置など確認にお伺いさせて頂きました。
設置壁向かって右側の壁に造作の棚がある為、取付け面の壁全部を使わずホビーワゴンがピタリと入る寸法の空間を設けます。その完成イメージがこちら↓(下図)(ワゴンの仕様変更有り)

下の図は家具裏面から見たコンセント、照明配線ルートの指示図です。
吊り棚に取り付けたLEDライン照明の電源は、左側コンセントから壁の隅をモールを使ってあげていることがわかる図となっています。


余分な配線をなくし明るさも得られたスッキリとした空間。

下の写真は組立作業風景。搬入経路を考慮し分割しています。

吊り戸棚の奥行きは350mmとしファイルや本などを収納します。また向かって左にはオーディオを置けるようコンセントを設置しました。壁にある元のコンセントはデスク側板に移設しています。

永く使って頂けるよう、引き出し内部は桐無垢材となっています。桐は古くより大事なものを仕舞うのに重宝され、カビの発生を抑制してくれます。また、引出しの開け閉めにかかるストレスの軽減にスライドレールを入れました。

天板は無垢材ですが、万が一反りや割れなどが生じた際、天板のみ取り外しメンテナンスできるよう後乗せの仕様になっています。
天板上面には2人並んで作業できる用にコンセントを設置し、下段引出しはファイルが背上で入る寸法に。
こちらのシステムデスクは吊り棚、デスク共にワイド2.5mと幅広の為、横に2分割して製作していますが、一体感を出すため無垢天板の木目を繋げた加工を施しています。
また、吊り棚にすることにより圧迫感なくスッキリした印象となりました。

在宅ワークで使用する周辺機器、書類、その他細々したもの全てを快適に使いこなせるよう、細かなところに配慮したシステムデスクが完成です。

オーディオから流れる音色、仕事に集中できる機能的なシステムデスク。ストレスのない快適なY様の在宅ワーク生活となれば幸いです。
今回もありがとうございました。

吊戸棚 w.2500 d.350 h.550
デスク w.2500 d.600 h.735

2021.03.22

6400xWALNUTの壁面本棚

事務所としてお使いの一室壁面に、本棚製作の依頼でご来店くださったK様。
お使いのデスクが黒だった事、展示しているFENEシリーズのサイドボードをお気に入り頂いた事を考慮し、本体は黒、背板と棚板はウォールナットを使った本棚を提案させて頂きました。

こちらの事務所は賃貸のため壁固定ができず、家具自体の奥行きも小さく安定感がよくない為、台輪と支輪にアジャスターを仕込み上下に突っ張って固定し、耐震性と安定性を確保しています。床は畳にカーペット敷きだった為、ある程度の沈みも考慮し設計しました。

↑圧巻ですね。
この本棚にびっちり本が埋まった姿を想像しただけでワクワクが止まりません。座り心地の良い椅子など置いてしまった時には・・・時間を忘れて読書に没頭してしまいそうです!


搬入経路が十分ではなかった為、それぞれの本棚を4分割、合計8パーツで製作しました。ゆくゆく置き場所が変わっても、少しのリメイクで使えるように工夫しています。例えば、上下を分け、奥行きの小さい上台は逆さにし新規製作した天板を上に乗せてカウンター風にしてみたり、奥行きの大きい下台も2台背合わせにした上に天板をのせ作業台としても使ってみたり・・・。もちろん台をそのまま単体での使用もアリです。使い道が広がりますね。

↓下の写真
上段は窓向かって左側の本棚、中段は右側の本棚の設置前と設置後の様子。下段は長押部細工の写真です

窓向かって左側の本棚は隣との部屋の襖を覆っています。襖の枠分家具の背板を逃し側板は壁につくように設計しています。また、右側本棚の長押部分は本棚の側板を欠き込み、壁にぴったり隙間なく設置できるよう配慮しました。

↑長押部を横から見た様子
「かゆいところに手が届く」ような感覚、「その隙間、気になるけれど、どうしようもないから仕方ない」と諦めるしかなかったことをオーダー家具は可能にしてくれます。

落ち着いた床の色と、ぴりっと黒をきかせた本棚のある事務所は、仕事場としてだけでなく秘密基地のような、K様だけの大切な時間を過ごす癒やしの空間となるかもしれません。

K様、今回はありがとうございました。

[BOOKBOARD A:AICA6400 WALNUT w.2000 d.260 h.2330]
[BOOKBOARD B:AICA6400 WALNUT w.2350 d.350/220 h.2330]

2021.02.05

壁を生かした理想のワークスペース


新しくマンションをご購入し、ご来店頂いたTさま。ご入居予定の約2年前にご来店頂き時間をかけてお打ち合わせをしていきました。漠然としたイメージはあるが部屋のレイアウト、家具や照明など、どうすれば良いか分からないとご相談を頂きました。ご家構成やインテリアのお好み、どのように暮らしたいかなどなどヒアリングし、まずは大まかな家具のレイアウトを考えていきました。
リビングダイニングは壁を無くし広い空間に変更されていたので、抜けた空間を壊さないよう空間と家具のボリュームとバランスを気を付けながら考えました。お客様のご要望を踏まえながら少しずつ修正を加えていき大凡のレイアウトが決まったところで家具のデザインをしていきます。

当時からご自宅をお仕事をする時間が多いのでメインはワークスペース。PCやOA機器も多いのでキッチン側の壁一面を使い機能性、収納力、デザイン性を考え設計しました。PC以外に執筆作業も考慮し天板面を幅2m、奥行き60cmと広く取っています。


下部の右収納は上段が大型のプリンター、下段がA4用紙の在庫を収納。共に操作や取り出しがしやすいようにスライドトレーを入れています。プリンター収納の扉は上びらきの水平収納扉とし閉めているときはプリンターが隠れます。扉を開けた時も邪魔になりません。中段はモニターの大きさや圧迫感を考慮しH.70cm。こちらも広めに取っています。上部にテープLEDを設置しデスクを全体的に照らしてくれます。
今回は使用する機器が多かったので家具にはあえてコンセントはつけずOAタップで電源を取っていただくようにしています。家具の天板や内部に沢山の家具コンセントを付けてしまうと美しくない事、配線の自由度が無くなる為です。その代わりに下台収納部分、デスク天板に関しては配線が自由に通るように設計しています。

家具の分解図です。搬入経路を考慮し細かく分割していますが、組み上がった時は一体感が出るように合わさる板がダブルに見えないように設計しています。中段はノックダウン式(板物で製作、組立式)としています。毎度のことですがなるべく余分な線が見えないように気を付けています。

取付風景(終盤のフィラー中)。壁の梁が多く奥行きの調整やフィラー作業(隙間埋)に時間がかかってしまい、お客様にご迷惑をおかけしてしまいましたが、”間近で職人の技を見れて楽しかったですよ”と仰って頂き救われました!

パース図です。設計する際に少し悩むのが背面の配線ルート。無駄なくなるべく最小限のコード長さで収まるように考えます。照明は上段と中段で別系統になりますのでスイッチやトランス(変圧器)の位置を使い勝手やゆくゆくのメンテナンスも考慮して決めていきます。

後日ご注文頂いたソファもお届けいたしました。もともとSOFA SHAPEをカウチ+2pワンアームでご提案していましたが、そこまで大きくなくて良い+模様替えするかも、との事で幅2mのワンアーム、高さ+40mmの特注仕様で製作しました。幅はソファの周りを回遊できる導線を考慮し2m、座面高さは低いと立ち座りが。。。との事でお店で実際に高さを調整しお客様が最適な4cm上げとなりました。念の為、低くする事(通常の座面高)が出来るような仕様になっています。生地は展示品の質感を気に入って頂き同じものに。光に具合や見る方向により表情が変わる面白い生地で、ふわっさらっとした質感もとても良いです。SHAPEワンアームは個人的に座り心地、デザイン共におすすめです!

今回マンションのオプションの打ち合わせにも同席し家具に合わせコンセント位置、ダウンライト位置のご提案をしました。全体的に適度な明るさをご要望でしたのでダウンライト多めで、落ち着きたい時は間接照明で調整できるように考えています。コンセント位置は家具の仕様や置き方を決めそれに合わせ追加して頂いたので配線ルートを綺麗にまとめることができました。

お客様にはお打ち合わせから取付まで長い時間お付き合い頂きました。ご一緒に考えた理想の家具が完成したと思います。誠にありがとうございました!
また、設計側からすると今回は梁の多さや搬入経路など心配事もありましたが無事綺麗に収まり、毎度のことですが工場の職人には感謝です。

お客様によっては在宅にてお仕事をする時間が長くなった方も多いと思います。快適な理想のワークスペースをご提案&製作いたします。

2020.12.11

追加のご依頼

以前お引越しに合わせ収納棚を製作させて頂いたお客様より追加のご依頼をいただきました。
以前のお届けブログ→”ナイスビューなご自宅のトータルコーディネイト”

今回はお子様の本などを入れたり飾り棚として使える棚、窓際に照明がなく暗いため明るくしたいとのご要望でした。

照明に関して電気工事を行わずできる方法を模索しました。新規で作る本棚裏のコンセントから電源をとり本棚に照明スイッチを入れ、家具用のテープLEDを天井に付ける案です。そのまま天井に付けるのでは美しくないためウォールナットで照明ケース分掘り込んだベースを作りそれにLEDを取り付けています。

本棚に関しては以前作らせて頂いた家具の隣に置く為、ディテールを合わせ留(45°)で板を組み面取りをしています。背面のタイルを見せるため背板を抜き、照明スイッチはセンサー式(調光もできます)を本棚側板に埋め込み配線も側板内部に通しています。この事により配線もほぼ見えず綺麗に収めることができました。上への配線は壁の凹みを利用しコードモールを使用しています。
今回30mmの板厚にスイッチ、配線を入れ込まなければいけない事、ゆくゆくのメンテナンスを考慮しなければいけない事など設計に苦戦しましたが、工場長の協力もありスムーズ&美しく完成することができました。


【LEDTAPELIGHT_W2940×D50×H26】
【bookboard_W840×D325×H1360】

2020.12.04

シンプルに使いやすい作業スペース

久々の投稿になってしましました。。。在宅ワークや自宅にいる時間が増えてきた為、ご自宅をもっと快適に過ごしたいとご相談いただく機会が増えてきました。なかなかブログが更新できず申し訳ございません!

以前キッチンボードやTVボードを作らせていただいたKさまより新たなご依頼をいただきました。以前のお届けです→K邸TVボードお届け
今回は趣味やお仕事をするためのワークスペースのご相談です。お裁縫やパソコン仕事などマルチに使える作業スペースと本棚を合わせた収納を製作いたしました。素材はいつも通りのメープル材。お客様と打ち合わせしながらデザインを作りました。

構造は左側本棚の中段固定棚と左側収納に天板を渡し一体化する仕様です。右下壁に吸気口がある為、約15cmほど避けて棚を置いています。左壁から電源をとり天板にコンセント設置、ミシンやPCの電源として使います。配線は家具、壁のコーナーにモールを使い隠しています。

天板は現場にてカットし長さを合わせました。床、壁のレベルがよかったのでほぼ調整なしで綺麗におさまりました!

右側の引き出しの内寸を入れたいものに合わせ左側を小さい引き出しに。この様な調整はオーダー家具ならでは!
イメージ通りに仕上がりお客様にも喜んでいただきました。こうやって追加でご注文頂けることはとても嬉しく思います。Kさまありがとうございました!


【DESK+BOOKBOARD_W2027×D595×H1960/725】