オーダー家具の3rd -your life style shop-
2021.11.19

水槽台と飾り棚のあるやわらかな陽が差し込む空間


以前、ご主人の部屋の本棚とデスクを製作させて頂いたN様。
以前のブログはこちら

その時と同じご主人の部屋の反対面の壁に、水槽台が置けるサイドボードをご検討中とのことで来店くださいました。
その際、お店に展示している格子パネルを大変気に入ってくださり、採用することに。

この格子パネル、板を差し込むだけで飾り棚になるため、ご来店されるお客さまから大変ご好評頂いています。
只、温度、湿度などの環境によって収縮する木の特性ゆえ、板を差し込む際きつくなったり緩くなったりと差し込み辛くなることがあります。その特性をご理解頂き、製作させて頂きました。

下図(↓)はプラン図

向かって右側のサイドボード本体には、水槽を置く上で必要な工夫が施してあります。

まず、家具と壁に隙間をつくらないよう側板に配線孔を設け、パイプや電源が取り回せるように。
また、ごちゃつく配線は構造上厚さをもたせた天板内に収め、天板下端に設けた3口コンセントで見た目スッキリと。
使いやすくもなっています。

水槽は水を入れるとかなり重くなってしまうため、荷重を考慮し外から見えない台輪の中にアジャスターを通常の倍の8個取り付けています。
また、サイドボードの上に厚さ3㎝の天板を後乗せし強度を持たせました。この天板には水に濡れても問題のないウオールナット柄のメラミン化粧板を貼っています。

下の写真は作業風景。
左は、配線ルートを取り、隙間をフィラー処理するところ。
右は、窓枠が干渉する為、天板の長さを現場にて調整しているところです。

完成品がこちら(↓)

天井までパネルを張り詰めると圧迫感が出るため、高さは左隣のドア高さに合わせました。
窓枠との高さにも合っており、全体的な調和が取れています。

左側のオープンボードのコーナーには丸みを持たせて。
出入り口付近にある家具に少し丸みを持たせるだけで、出入りがよりスムーズになります。ケガの危険も最小限に抑えられるように。

掃出し窓には枠内で収まるようハニカムシェードを設置しました。
それまでカーテンをご使用でしたが、枠内に収まるハニカムシェードに換えられたことで空間を有効的に使えるようになり見た目もスッキリしました。
こちらはレースの優しい採光も取り入れることができ、水槽の中の魚たちも安定した環境で過ごせるのではないでしょうか。
また、ハニカム構造により断熱効果が得られ、冬はより暖かくお過ごし頂くことができます。

前回に続き、ご主人様のお部屋がより快適にお過ごし頂ける場となっていれば幸いです。
N様、今回もありがとうございました!

格子/フラットパネル 2705×50×1345
オープンボード 1205×520×710
水槽台 1500×520×710
ハニカムシェード 805×1790

2021.10.15

異素材の組合せで空間にスパイスを

黒い鉄脚、ウオールナット無垢の天板を使ったダイニングテーブル。
ウッドブラインド、座面と背面に黒革を使ったウオールナットのダイニングチェア。
木と鉄、革という異素材の組み合わせがスパイスのきいた空間を作り上げました。

こちらは、リノベーションしたマンションにお引越しの際、ダイニングテーブルをお探しで来店くださったK様ご夫婦宅。
何度か打合せを重ね、今回ダイニングセットとブラインドのご依頼を頂きました。

広々としたダイニングには、ご両親や友人が来ても余裕があるw.2000 D850のテーブルを。

椅子は、徳島にある宮崎椅子製作所様の人気椅子「pepe arm chair」
デザイン、軽さ、座り心地などを気に入って下さり、店内展示品と同じ仕様のレザータイプをお選びに。

所々に取り入れる異素材の黒は引き締め効果抜群!
ご来店されるお客さまの中で、インテリアに黒を取り入れることに躊躇したりイメージするのが難しい方には、こちらの写真をご覧頂くと納得されることが多いのです。
取り入れ方によって決して暗くなりすぎず、重くもならない。異素材の組み合わせで黒のイメージは覆ります。


窓周りは各部屋の仕様、雰囲気に合わせたブラインドをお選び頂きました。

LDメインの窓と書斎のコーナーにある窓にはレッドシダーウッドブラインドを。

レッドシダー、日本では「米杉」と呼ばれますが、ヒノキ科であるため独特の香は人々の暮らしをリラックスさせると同時に、虫を遠ざける効果も持つと言われています。
様々な色合いを持っていることが特徴として挙げられ、耐水、防腐、寸法安定などの特性もあります。
これらは四季ある日本のニーズとマッチし、部屋の湿度バランスを保持、そして樹種の特性から空気層を多く含むため高い断熱効果も期待できます。

ブルーグレーのアクセントカラーを使った壁の一部とウッドブラインドとの相性もステキです☆

下の写真(↓)
LD小窓と書斎の腰高窓は上下開け閉めできるハニカムシェードをお選びに。
ハチの巣状の構造は、夏は断熱効果、冬は保温効果と快適な室温にしてくれるのです。
断熱効果と保温効果があるので、エアコン代の節約にもつながり、外部の音を和らげる効果も。 上品な生地は柔らかく優しい光をお部屋に注ぎます。
インテリアとしても楽しめ、省エネにもつながることができる優れもの。

ゆったり座れる寸法のダイニングテーブルはウオールナットで製作しました。
明るめの床に濃い色の家具を置くことをためらわれる方、想像がつかない方などには参考になるのではないでしょうか。

鉄と革という、ちょっとハードな素材も取り入れつつ、全体は木の暖かさに包まれているグリーンの映えるK様邸。
素敵な笑顔のご夫婦にピッタリな空間になりました。

K様、ありがとうございました!

2021.08.23

間仕切りブラインドの活用法

こちらの写真は、リビングの一角にお持ちのタンスを置く為、
パーテーションとしてウッドブラインドの取付を、マンションリフォームの際にご依頼くださったO様宅リビングの一部です。

幅2420mmx高2560mm、素材は桐、色は後ろのアクセントクロスに合わせた濃い目グレーのウッドブラインド。
右側に動線を確保しています。

これだけの大きさになると、操作時に力が必要なのでは?取付け箇所の強度は大丈夫?と
心配になる方もいらっしゃるかもしれません。
ましてやO様宅は天井に取付け・・・

そこで今回、桐材を使ったNORMAN®桐ウッドブラインドを使用しました。
素材の「桐」は日本の暮らしに馴染みが深く、高級家具の素材としても知られています。
調湿性能が高く加工しやすいことから、四季のある日本でも古くから親しまれてきました。
そして、なんといっても世界でもトップクラスに軽いという特徴があります。

ブラインドの「軽さ」はあらゆる面でメリットを生みますが、最も気になる操作の軽さについてもこちらのウッドブラインドは製造サイズに合わせて操作荷重と昇降速度の最適なバランスを実現しています。
毎日の操作が楽になれば気持ちも軽やかに。
このような大きなブラインドでも快適にお使い頂けること間違いなしのオススメブラインドです。

下の写真は取付風景。
安心して操作ができるよう、下地を入れブラインドを引っかける金具をしっかり取付けしています。

また、この桐ウッドブラインドの秘密は「柾目材」の採用にあります。
柾目材とは、切り出し面に対し木目が平行に整列するよう裁断された木材のことをいいます。
素材採りのコストが板目材の数倍にもなり、一般的に高級家具などでのみ使用されている素材ですが、反りや収縮は最小限に抑えられ、簡単に取替えられないものや永く使いたいものの素材選びとして間違いありません。

今回使用したオスモカラーの原材料は、自然由来の植物油・ワックス。
化学物質を使用しておらず有害物質を排出しない、最も安全な塗料として世界に知られるドイツ生まれの良質な塗料です。
浸透性の塗料なので木の呼吸を活かしたまま、素材の劣化も抑制。桐の風合いを楽しめる艶無しの仕上げで、木の魅力を大きく引き出すハイエンドカラーです。
これだけ色の選択肢があれば、ご自宅に合ったカラーが見つかりそうですね。

このような素材選びをされたO様のタンスに対する想いが伝わります。

家具に限らず、普段目隠ししておきたいもの、でもその存在を忘れてしまわないように、そして痛まないように風を通してあげたいときや、
個室を作るまでもないけれど、一人の空間、半個室が欲しいとき、
時々オープンにして広々とした空間を楽しみたいとき・・・etc
そんなとき間仕切りとして使用するブラインドは、空間の有効活用に最適なアイテムとなります。

O様の想い出のタンスも、存在を忘れられることなく傷むことなく、永く大切に使い続けていかれることでしょう。

O様、今回はありがとうございました!

2021.02.05

壁を生かした理想のワークスペース


新しくマンションをご購入し、ご来店頂いたTさま。ご入居予定の約2年前にご来店頂き時間をかけてお打ち合わせをしていきました。漠然としたイメージはあるが部屋のレイアウト、家具や照明など、どうすれば良いか分からないとご相談を頂きました。ご家構成やインテリアのお好み、どのように暮らしたいかなどなどヒアリングし、まずは大まかな家具のレイアウトを考えていきました。
リビングダイニングは壁を無くし広い空間に変更されていたので、抜けた空間を壊さないよう空間と家具のボリュームとバランスを気を付けながら考えました。お客様のご要望を踏まえながら少しずつ修正を加えていき大凡のレイアウトが決まったところで家具のデザインをしていきます。

当時からご自宅をお仕事をする時間が多いのでメインはワークスペース。PCやOA機器も多いのでキッチン側の壁一面を使い機能性、収納力、デザイン性を考え設計しました。PC以外に執筆作業も考慮し天板面を幅2m、奥行き60cmと広く取っています。


下部の右収納は上段が大型のプリンター、下段がA4用紙の在庫を収納。共に操作や取り出しがしやすいようにスライドトレーを入れています。プリンター収納の扉は上びらきの水平収納扉とし閉めているときはプリンターが隠れます。扉を開けた時も邪魔になりません。中段はモニターの大きさや圧迫感を考慮しH.70cm。こちらも広めに取っています。上部にテープLEDを設置しデスクを全体的に照らしてくれます。
今回は使用する機器が多かったので家具にはあえてコンセントはつけずOAタップで電源を取っていただくようにしています。家具の天板や内部に沢山の家具コンセントを付けてしまうと美しくない事、配線の自由度が無くなる為です。その代わりに下台収納部分、デスク天板に関しては配線が自由に通るように設計しています。

家具の分解図です。搬入経路を考慮し細かく分割していますが、組み上がった時は一体感が出るように合わさる板がダブルに見えないように設計しています。中段はノックダウン式(板物で製作、組立式)としています。毎度のことですがなるべく余分な線が見えないように気を付けています。

取付風景(終盤のフィラー中)。壁の梁が多く奥行きの調整やフィラー作業(隙間埋)に時間がかかってしまい、お客様にご迷惑をおかけしてしまいましたが、”間近で職人の技を見れて楽しかったですよ”と仰って頂き救われました!

パース図です。設計する際に少し悩むのが背面の配線ルート。無駄なくなるべく最小限のコード長さで収まるように考えます。照明は上段と中段で別系統になりますのでスイッチやトランス(変圧器)の位置を使い勝手やゆくゆくのメンテナンスも考慮して決めていきます。

後日ご注文頂いたソファもお届けいたしました。もともとSOFA SHAPEをカウチ+2pワンアームでご提案していましたが、そこまで大きくなくて良い+模様替えするかも、との事で幅2mのワンアーム、高さ+40mmの特注仕様で製作しました。幅はソファの周りを回遊できる導線を考慮し2m、座面高さは低いと立ち座りが。。。との事でお店で実際に高さを調整しお客様が最適な4cm上げとなりました。念の為、低くする事(通常の座面高)が出来るような仕様になっています。生地は展示品の質感を気に入って頂き同じものに。光に具合や見る方向により表情が変わる面白い生地で、ふわっさらっとした質感もとても良いです。SHAPEワンアームは個人的に座り心地、デザイン共におすすめです!

今回マンションのオプションの打ち合わせにも同席し家具に合わせコンセント位置、ダウンライト位置のご提案をしました。全体的に適度な明るさをご要望でしたのでダウンライト多めで、落ち着きたい時は間接照明で調整できるように考えています。コンセント位置は家具の仕様や置き方を決めそれに合わせ追加して頂いたので配線ルートを綺麗にまとめることができました。

お客様にはお打ち合わせから取付まで長い時間お付き合い頂きました。ご一緒に考えた理想の家具が完成したと思います。誠にありがとうございました!
また、設計側からすると今回は梁の多さや搬入経路など心配事もありましたが無事綺麗に収まり、毎度のことですが工場の職人には感謝です。

お客様によっては在宅にてお仕事をする時間が長くなった方も多いと思います。快適な理想のワークスペースをご提案&製作いたします。

2020.08.28

お客様からのお写真

先月blogにてご紹介させて頂いたFさまからお引越し後のお写真を頂戴しました!
以前の記事はこちら↓
8年来のお付き合い。こだわりのキッチンボード。
テーブルやサイドボードなど入り空間のまとまりが出ました。絵や小物なども可愛くて素敵です!Fさまありがとうございました!